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単なるアクセス解析はもう古い?
2008. 05. 15

「いつ」「誰が」「どんなキーワードで」「どこから」「どのページを」「どのぐらい」見たか――。インターネットビジネスを展開している企業ならこうしたアクセス解析に当然、取り組んでいることだと思いますが、“外から来た訪問客”の解析だけではもう古いのでしょうか。

 それを予感させるのが、(株)アシストが4月16日に発売した「NOREN5 Experience Server」(NES)という製品。約100種類のレポートから選べるダッシュボードや詳細なログ分析機能を備え、「機能豊富な商用アクセス解析ソフト?」かと思いきや、実は「サイト内検索」との統合が特徴だとか。NESには検索エンジンが搭載されていて、自社のWebサイトにサイト内検索の機能を簡単に設置できるそうです。

 もちろん、サイト内検索を利用してどんなキーワードで検索したか、どのページを見たのかといった行動は、NES上で詳細な分析が可能。

サイト内検索は、「この情報が見たい」という明確な目的意識を持ってわざわざキーワードを入力するわけですから、その行動を分析すればコンバージョン率が高い利用者の傾向が分かるかもしれません。また、逆にサイトのナビゲーション設計や構造に問題があると考えることもできますよね。

 実際、アシストがいくつかの企業に試験導入した中には、企業側が想定していなかったキーワードが意外な人気だったこともあるそうです。その結果を踏まえて、サイトの構成を修正したところ、サイト全体のPVや滞在時間の変化といった効果が見られたとのこと。

 また、NESの場合、検索結果の表示画面をキーワードごとにカスタマイズ(関連キーワードの表示、バナー画像の変更など)することもできます。さらに、CMSの「NOREN5」とシームレスに連携するので、解析結果を見てコンテンツの露出方法や内容をすぐに変更することもできるとのこと。「アクセス解析でユーザーの傾向がつかめたのに、対応するのには時間がかかる」――といったケースも減らせそうです。

 実はこれ以前に、サイト内検索の解析機能はグーグルの「Google Analytics」でも昨年10月に新機能として追加されています(プレスリリース)。サイト内検索のアクセス解析への注目がますます高まっていきそうです。

<出処サイト:2008/4/22、アスキー>

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